先日、利用者さん達と50音のカードを使っていろはにほへと思い出しながら並べてみました。
スタッフも合わせると90代~20代ととても幅広い年齢層です(^.^)
一部分がすっぽり抜け落ちてしまっている方もみえれば、すらすらと言える方もみえます。
50音のカードを使ったので、ないカードもあったのですが、皆の記憶を合わせて何とか完成しました!
並べ終わったものを写真に撮ってみました。隙間が空いている部分にはなんという文字が入るのかみなさんは解りますか??
注意障害ってご存知ですか?
注意障害とは注意力や集中力が低下するために、物事を持続したり、たくさんの事柄から必要なものを選択したり、いくつかの事に注意を向けたりすることがうまくいかなくなってしまう障害です。
事故や病気で大脳を損傷した場合によく起こります。
通所リハビリ施設”とと”では注意障害に対するリハビリをさまざまなプリントやトランプ、カードなどを用いて行っています。
今日は、最近出版された本で自主訓練にも使えるものを見つけましたのでご紹介したいと思います。
保育社から出版されている中島恵子先生の”みんなでわかる高次脳機能障害 生活を立て直す脳のリハビリ 注意障害編”です。
注意障害に対する問題集の他、注意障害の事についてや注意障害への対応などがわかりやすく書かれていておすすめです!
興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
もうすぐロンドンでオリンピックが開催されるということで、今日は利用者さんと海外旅行の思い出についてお話しました。
ある利用者さんは60歳を過ぎてからも色々な国を旅したそうで、
中でも「カナダが一番良かったな~」とおっしゃっていました。
アメリカに旅行に行った当時は「1ドル350円だった」そうです!
みなさんはどんな海外旅行の思い出がありますか?
東日本大震災で被災され、仮設住宅で暮らしているお年寄りの方々の様子を
テレビで見ることがあります。
軒先には干し柿が吊るしてあったり、たくあんにする大根が干してあったり、
インスタント麺の空きカップを利用し花を育てていたり・・・。
「どのような環境でもそこに馴染んで暮らしを積み重ねる」力に関心するばかりです。
ある日突然脳損傷を受け失語症になった方と接していても
同じような感動を受けることがあります。
人間は現状を受け入れ変わり続ける強さがある・・・
そう、思うのです。
通所リハビリ施設”とと”では個別訓練以外の時間にぬり絵やパズル、間違え探し、数独、手芸などさまざまな頭の体操を利用者さんにしていただいています。
今日はぬり絵の効果について簡単にお話したいと思います。
ぬり絵は下絵に色を塗るという一見単純な遊びのようですが、意外に広範囲の脳を使うんですよ!
例えば下絵を眺めているときは、視覚野のある後頭葉や、色や形の記憶が保存されている側頭葉を使い、「何色でぬるか」「どこからぬるか」など、作業プランを立てているときは、前頭葉にある前頭連合野が働き、色をぬるときは同じく前頭葉にある運動野によって、手の動きがコントロールされるそうです。
最近ではぬり絵が認知機能にどのような効果をもたらすかについての科学的な検証も行われているようです。
楽しみながら頭の体操もできるなんて、いいこと尽くしですね!
認知症の方は様々な力を持っています。
新しい事を覚えるのはちょっと苦手ですが、
「昔取った杵柄」・・・過去に習得した技術 は覚えていることが多いのです。
折り紙や、編み物・・・
「とと」でその実力を発揮し、自信や安心感を持った穏やかな日々を過ごして貰えたらと思います。
今日は利用者さんと指体操をしました。
手や右・左の指を使うと、脳の血流が増え、神経細胞も発達し、脳の働きが活発になるそうです。
今日の体操では…
・両手で同時に1~10まで数える
・かたつむりの曲に合わせて、交互にグー、チョキをする
・親指と人差し指、親指と中指、親指と薬指を順番にする
をしました。
デスクワークの方も、少しの時間を利用してぜひやってみて下さい!